小学生の五月雨登校_親はどう対処すべき?専門家が回答!

不登校に関する疑問

【小学生の五月雨登校】親はどう対処すべき?専門家が回答!

2023年1月7日

梅雨の長雨のように、小学校へ行ったり行かなかったり。

そんな五月雨登校にお悩みの親御さんは、近年とても増えています。

私も長女の五月雨登校に悩んだ経験を持つ保護者の一人です。

私自身の経験を踏まえて、五月雨登校への対処法を解説していきます。

この記事でわかること

  • そもそも五月雨登校とは
  • 五月雨登校になる原因と対処法

 

そもそも五月雨(さみだれ)登校とは?不登校との違いは?

そもそも五月雨(さみだれ)登校とは?不登校との違いは?

五月雨登校とは、完全に学校に行かない不登校や引きこもりといった状況ではなく、週に1日、2日は学校を休むけど他の日は登校している状態のことを言います。

みなママ
決まった曜日だけ登校したり、1日休んで2日登校するなど子供の状況により様々です。

 

子供が学校を休みがちだと聞いても、「定期的に登校はできているんだからまだマシだろう」と思う人もいるかもしれません。

しかし、実際子供が五月雨登校になると様々な状況に対応していく必要がでてきてしまいます。

今日は学校に行けるのか、行けないのか。

毎朝時計と子供の様子を見てはやきもきするようでは疲れてしまいます。

親は期待と不安を抱えながら、どんな言葉をかけるべきだろうと悩み、子供はそんな親の様子に気が付いて登校と欠席の狭間で苦しみます。

登校してくれると努力が報われたような気持ちになります。

一方で休むと決まった時の欠席の連絡は思いのほか気が重いものですし、落ち込んだ親の様子を見ている子供も気が重くなってしまいます。

遅刻や早退をする場合は小学校までの送迎も考えなければなりませんし、そのまま母子登校ということになれば拘束時間はさらに増えます。

時には仕事を休むことになるかもしれません。

みなママ
親は常にスケジュールが立てにくい状況となり、このまま完全不登校になったらどうしようと気をもむことになります。

 

しかし、子供が五月雨登校になったからと言って悲観することはありません。

五月雨登校は完全不登校に比べて解決しやすい、という事実があります。

子供がどんなにストレスを抱えていたとしても先生の雰囲気や授業の難易度など、クラスの様子がわかっているため、的を得た対処がしやすいのです。

五月雨登校は学校の"今"を把握しているので、完全不登校に比べて解決しやすい

 

【小学生の五月雨登校】五月雨登校になる原因は?

小学生の五月雨登校_五月雨登校になる原因は

では、五月雨登校になる小学生に多い原因とは何でしょうか?

小学生の場合、担任と合わないという事もよくありますし、友達関係、苦手な教科がある、給食が苦手など、学校生活におけるありとあらゆることを「自分には乗り越えられない大きなハードルだ」と感じていることがあります。

大人であれば、「何だそんなこと?」と済ませられるようなことでも五月雨登校の原因となり得ます

そうなってしまうと全てが嫌になり、いっそ休んで逃げてしまいたいと考え始めます。

そのような状況が頭痛、腹痛などの体調不良を引き起こすこともあります。

みなママ
五月雨登校の原因がはっきりしている場合は、本人や学校と解決策について相談してみるのもいいでしょう。

 

一方で本人も五月雨登校の原因がわからない、という場合も少なくありません

実は小学生の不登校の原因は、圧倒的に「無気力、不安」が1位なんです。

つまり、不登校・五月雨登校の原因がはっきりわからない場合はとても多いのです。

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また、小学生低学年の場合、実際に学校から足が遠のく原因があったとしてもそれをうまく言語化できない場合もあります。

休みたいと思う原因は思い当たるものの、だからと言って休むのは自分のわがままではないかと気に病んでいたり、親に怒られるのではと思い悩んだりした結果、「わからない」と表現する場合もあります。

中には本当に素直にサボりたくて休む子もいます。

こういった子は実際休ませると暇になってしまい、翌日には学校に足が向いたりします。

五月雨登校の原因は様々、特に小学生低学年の場合は原因がわからないことも多い

 

【小学生の五月雨登校】五月雨登校の子は将来不登校・引きこもりになる?

五月雨登校の子は将来不登校・引きこもりになる

結論として、いま五月雨登校になっているからと言って、将来完全不登校・引きこもりになるわけではありません

なぜなら、小学生の五月雨登校は意外な事で解決することが多いのです。

担任やお友達と合わなかった子は学年が上がりクラス替えのタイミングで急に登校できることもあります。

給食が苦手だった子や、特定の教科が苦手だった子も、子供は日々成長しているもので、いつの間にか克服できていたりします

学校で少しずつ成功体験を積んでいたことで、通常登校に戻れる子も多いのです。

 

誰にもわからない未来を不安がるよりも、まずは今、目の前の子供に何をしてあげられるのかを考えましょう。

「将来どうするつもりなの?」とつめよったり、「学校を休んでいるんだから〇〇をしなさい!」と親主導になるのではなく、どうしていきたいのかを一緒に考えるのです。

こういったコミュニケーションが取れている親子であれば、将来引きこもりになる心配をする必要はないでしょう。

親がアレコレ口出しするのはNG!まずは子供の意見を尊重し一緒に考える姿勢を示しましょう

 

【小学生の五月雨登校】親はどう対応すべき?専門家の回答は…

小学生の五月雨登校_親はどう対応すべき?専門家の回答は

ここまでくると、五月雨登校の原因を追究した所で、それが即解決につながるわけではないということがわかってきます。

何が五月雨登校の原因かを突き詰めることは、親も子も負担になることが多いので安易にオススメはできません。

様々な親、様々な子がいる中で、対応はそれぞれ異なってきますが共通して言えることがあります。

それは、親だけがすべてを抱えすぎないことです。

 

対処法➀親が五月雨登校の悩みを抱え過ぎない

親が五月雨登校の悩みを抱え過ぎない

五月雨登校の対処法で最も大事なことは、保護者の心身が健康であることです。

親が五月雨登校・不登校の悩みを抱え過ぎていては、子への対処を誤ってしまいます。

 

まずは家族を始め、担任の先生、スクールカウンセラー、保健室の先生など、気軽に相談できそうな人にまずは現状を共有してみましょう。

誰かに相談するのは気が引ける人もいらっしゃるでしょうが、一度相談してしまえばチームとなって支えてくれるようになるかもしれません。

 

中には学校に対して不信感を抱き、相談できないという親御さんもいらっしゃるでしょう。

しかし親が不信感を露わにしてしまうと、子供は安心して登校できません。

ポイントは学校側に解決を求めすぎないことです。

子供の様子を学校側と共有しつつ、

  • 子供の困りごとを減らせるのであれば減らしてもらう
  • 様々な声掛けやパターンを試してもらう

など、できる範囲で学校側に協力してもらいましょう。

 

また、五月雨登校・不登校に関する情報を見れば見るほど、真逆な事が書いてありどうしたらいいのか分からなくなった、という方もいるのではないでしょうか。

「心の休息が必要だから、子供が休みたい日は休ませるべき」

「五月雨登校は多少強引にでも学校へ連れて行けば早期解決する」

どちらが正しいのでしょうか?

 

答えは「時と場合による」ですね。

五月雨登校の対応は原因、期間、親の性格、子の性格、学校との相性などでそれぞれ全く異なるのです。

 

子供の五月雨登校にどう向き合えば良いかわからなくなった…

そんな時は、不登校の専門家に頼るのもいいでしょう。

親子ともに総合的なサポートしてくれる専門家も多くいます。

不登校をサポートする専門家

  • 小学校のスクールカウンセラー
  • 児童精神科の先生
  • 自治体の不登校相談窓口など
みなママ
お住いの地域の役所に「不登校の相談窓口」がないか電話で確認してみましょう。基本的に各自治体に不登校の相談窓口が設置されているはずです。

 

対処法➁親の考えを押し付けず、子の意見を尊重する

親の考えを押し付けず、子の意見を尊重する

親から促すのではなく、まずは子供に考えさせて子からの言葉を待つ

これは簡単な事ではありませんが、五月雨登校・不登校には重要な対処法のひとつです。

まだ小学生だからと自分で意思決定をさせないでいると、中学に上がったとき五月雨登校が再発してしまうかもしれません。

中学生になると、学校は親よりも本人の意思を尊重します。

「休みたい」と言う子供を中学校側はどうすることも出来ません。

子供も反抗期になり、そもそも関わることが困難になる可能性もあります。

 

まずは子の「どうしたいか」という意見を受け止めながら、一緒に考えていく姿勢が大切です。

五月雨登校が続くと、親としては「〇〇しなさい!」と言いたくなる気持ちは私も十分わかります。

しかし、いつも親の意見を押し通していては、五月雨登校が一時的に解決したとしても、子供自身の力で乗り越えたという実感がなくなってしまい、子の自信に繋がらないからです。

 

対処法➂五月雨登校でも"出席扱い"にして親子の自己肯定感を高める

五月雨登校でも"出席扱い"にして親子の自己肯定感を高める

小学校へ行ったり行かなかったりの五月雨登校ですが、保護者が安心して見守るためにおススメの制度があります。

それは、「出席扱い制度」の利用です。

もし、週に1回以上のお休みが続いているお子さんの場合、月間の欠席日数が5日とすると、年間の欠席日数が50日ほどになります。

年間の欠席日数が30日を超える場合(※病欠等を除く)、不登校児として出席扱い制度の利用ができます

文部科学省は不登校児の定義を以下のように定めています。

何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いた者

参考:文部科学省「不登校への対応について」>「不登校の現状に関する認識」より

 

上記不登校児に該当する場合、ICT教材(インターネットを使ったタブレット教材等)を使った出席扱い制度の利用ができるのです。

我が家の長女もこの出席扱い制度を利用して、不登校でお休みした日もタブレット教材を使った家庭学習で出席扱いにできています。

五月雨登校が長く続き、親子ともに学習に対して、また欠席日数に対して後ろめたい気持ちがある場合は、この制度の利用がお勧めです。

↓この記事で出席扱いについて詳しく紹介しています

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まとめ

いかがでしたか。

ここまで、五月雨登校に関する知識・対処法を紹介してきました。

五月雨登校・不登校にお悩みの方は多くいらっしゃいます。

あなたは決して一人ではありません。

ぜひあなたの不登校のお悩みに寄り添うサポーターとして、当サイトがお役に立てましたら幸いです。

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